2008年10月20日月曜日

30万円のスーツの価値

先日放送されたスタイルブックでお話をうかがった 銀座 髙橋洋服店の誂えのスーツは「315,000円前後から」という値段になっています。生地や作りに凝れば当然もっと高くなります。

「普通の人」の感覚でいうと「量販店で数万円で買えるのにそんな高い背広を…」と思うのは当然かもしれません。

しかし、30万円のスーツは10年たってもりっぱに着続けられるものです。作って行く過程でお店の人とじっくり話し合うことになるので、できあがった時には本当に自分のことをわかってくれる洋服店を見つけることになります。主治医を持つようなものでしょうか。

つるしの背広を何の感慨もなく着つぶして10年過ごすのと、着る度に誇りを思い出す服を持つのとどっちが幸せでしょう。

とはいえ、先立つ物が無ければ話も始まらないんですけどね。

髙橋洋服店
(もしちゃんと表示されていないとしたら、髙の字は「はしご高」です)
http://www.ginza-takahashi.co.jp/