2009年2月14日土曜日

自分だけの街を見つける方法

佐藤充能(リサーチャー)

今回は以前書いた「東京」ネタのパート2。
ちなみにパート1では、東京の街歩きを面白くするためのお勧め書籍として、各区の郷土資料館などで発行されている「昔の街の写真集」を紹介しましたが、第2回目の今回はかつて東京の街番組を担当し都内の様々な場所を廻った僕がお勧めする“改めて行くと意外に面白い東京のお勧めスポット”を紹介。

では、その“改めて行くと意外に面白い東京のお勧めスポット”とは? それは、東京タワーや都庁をはじめとした、東京の街を一望できる・・・『東京の高い所達』!!

これら『東京の高い所』、誰もが一度は登った経験があることでしょう。しかし、改めて考えるともう何年も登ってはいない。また、登ったことがあるとしても子供の頃や若い時、そんな人がほとんどではないでしょう。しかし、『高い所』から眺める東京、その醍醐味を味わえるのは、実は大人になってからではないでしょうか?

高い所から街を眺める楽しみの本質、それはただ漠然と高層ビルや街を眺めるだけではなく、その下に広がる“街の営みを想像”する事だと僕は思います。だから知識も経験も踏まえたSTYLEBOOK世代の方が、より“街の営みを想像”することが出来るので、幼い頃や若い時よりもさらに『東京の高い所』を楽しむことが出来るはず。

ちなみにそんな『東京の高い所達』の中でどこがお勧めかというと、東京タワーや都庁などの東京中心に位置しているものよりも、東京の全景が見えるやや離れた位置にある高層ビルや観覧車。具体的には葛西臨海公演の観覧車やサンシャインなどがそれにあたるのだが、詳しくはまた次回、東京パート3で。

STYLEBOOK
外国人のための東京ガイド Part 1
2月21日(土)よる11時30分 放送 

2009年2月3日火曜日

一粒だけで完結するのはもったいない

石田年弘(ディレクター)

日本人は欧米人に比べれば、チョコレートを食べる量はぐっと少ないそうです。
私自身も滅多に食べない。それは、チョコレートを食べると太るという幻想とチョコレートの種類が少ないからだと思う。
甘いのと苦いのと、白いのと、あとは中に何が入っているか、の違いだと思っていた。 しかし、今回の取材で、酸っぱかったり、辛かったり、もっと個性的な味がするものがたくさんあると知りました。 しかも、身体にも良い成分がたくさん含まれているそうです。 もう一つ私が持っていた誤解それは・・・和菓子なら、お茶が絶対に欲しくなる。けれども、チョコレートはそれだけで完結する。 確かにそれでも良い。しかし、コーヒー、紅茶、酒、他の物と一緒に楽しむことでもっと深く味わえるものだと、今回の取材でわかりました。 さらに驚いたのは、葉巻との組み合せ。これほどお互いのポテンシャルを高め、より深く楽しめる関係とは・・・ 音の良いバーで、ホッとする寛ぎのひとときを一粒のチョコレーと葉巻とちょっぴりの酒で、ホッとする寛ぎのひとときを過ごすのは相当おすすめです。 チョコレートをワインのテイスティングのようなつもりで・・・ チョコレートが口の中で溶ける時の鼻に抜けるカカオの香りを楽しむことを意識すれば、その奥深い魔力に気づけるような気がする。 甘い物をほとんど食べない私ですが、今後はチョコレートをもっと身近におこうと思います。 STYLEBOOK 「一粒の魔力 〜チョコレート」 2月7日(土)よる11時30分放送 再放送はありません。