2008年12月28日日曜日

スタッフのお気に入り 2008-2009


2008年の暮れにスタイルブックのスタッフが選んだお気に入り、39項目。

どれだけメチャクチャで、どれだけ国際的で、どれだけ「物好き」かわかっていただければ。

でも、明日になれば、もう別のモノが気になっているかもしれません。

来年も、心を豊かにしてくれるたくさんのお気に入りができるように、伝統と流行の両方を追究して、様々な場所で、様々な人と出会い、世界中の人とツイッターで語り合い、そしてバカでどん欲でいたいと思います。


☆プロデューサー・有賀史英
 hugme
 石垣島ラー油

☆ディレクター・井村秀樹
 会田誠の写真集『 MONUMENT FOR NOTHING 』
 SHARP の電子手帳 Brain

☆ディレクター・坂井宏爾
 ボルボ240
 ボードゲーム「マンハッタン」

☆ディレクター・小池伊織
 Colibri
 カクカクハウス(リノベーションしたばかりの我家)
 Jazzmaster

☆アシスタントディレクター・岡 亨
 帆船『あこがれ』
 Apple フォトブックで作成した自作写真集

☆構成作家・渡辺 創
 YAMAHA VMAX
 青島千穂の絵

☆構成作家・小久保剛
 長 大作のダイニングチェア
 クリスマス・イルミネーション

☆構成作家・篠原和也
 LAMY スイフト パラジュームコート ローラーボール
 ウォン・カーウァイ DVDコレクション

☆構成作家・平村隼人
 浅野いにおの漫画
 webサイト GIZMODE Japan

☆プロデューサー・次廣 靖
 Paperchase のノート
 隅田川

☆スーパーバイザー・渋谷康人
 グラン クリュ カフェ

☆ディレクター・洪 龍吉
 マイクル・クライトン
 テルミン
 エルビス・プレスリー『アロハ・フロム・ハワイ』

☆ディレクター・石田年弘
 フェルナンデス DIGI-ZO ULT
 ランブレッタ x The Who モッズコート

☆ディレクター・佐藤タダシ
 Panasonic LX-3
 LEICA D SUMMILUX
 SONY NV-U3V

☆ディレクター・魚地シゲル
 Apple iPhone

☆構成作家:三矢 賢
 HondaJet
 TSUBO Bona

☆リサーチャー・平川兼弘
 GUCCI ジッピーウォレット
 コカ・コーラの瓶

☆リサーチャー・佐藤充能
 BRASS のブーツ
 いさりび食堂

☆ナレーター・中井和哉
 ランチア・ストラトス 

2008年12月27日土曜日

いさりび食堂に大満足

佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)

スタイルブック 年末企画「スタッフのお気に入り」で僕がお勧めするお店、九十九里町の不動堂海岸沿いにある食堂「いさりび食堂」。この「いさりび食堂」の名物でもあり、僕も大好きな「焼きハマグリ」が“綺麗に開く瞬間”の撮影にADの岡君と共に挑戦しました。

テレビでよく見るハマグリがぱかっと開く瞬間。当然この映像が必要です。ところが、下から火を当てていて、しかも実が大きいため、開いた瞬間、ハマグリの実が開いた貝の上側についてしまうハメに・・・。その後、実に6個のハマグリで挑戦を試みるも全て失敗。食堂の店員さんに相談したら、「絶対に無理だよ」と一言。まぁ~、ハマグリの実が上側に付いちゃってますが、見事に“開く瞬間”を撮ることができました。

そんな訳で、撮影終了後に岡君と昼食を兼ねて、「イワシ寿司」に「アジ寿司」と、九十九里の海の幸を満喫。肉好きで、普段はあまり魚は食べないらしい岡君も、その味には大満足のようでした。

東京からでも車で約1時間30分程、気分転換を兼ねてのドライブには最適な僕のお勧めのスポット。絶対に損はしないと思うので、是非行って見て下さい。

「いさりび食堂」
千葉県山武郡九十九里町不動堂450
TEL:0475-76-2646

STYLEBOOK 「スタッフのお気に入り part 2」
12月27日(土)よる11時30分放送

2008年12月25日木曜日

スタッフのお気に入り 番外編

佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)

先週の20日、そして今週の27日と、昨年大好評(?)だった企画「スタッフのお気に入り」を放送します。

この「スタッフのお気に入り」、本当にスタッフが愛用していたり、本気で購入したいと考えているモノばかりを紹介していくという、普段の スタイルブック とは一味違った企画になっています。

ちなみに僕のおすすめが登場するのは、2週目の12月27日放送になりますが、時間や構成の関係で、この放送では登場しない僕のお気に入りをご紹介したいと思います。

僕が気分転換したい時に車を飛ばして向う箱根の温泉「一休」。

この一休、同じ敷地内に「天山」という温泉もあり、二つの温泉は入口も一緒。しかし微妙に違いがあり、「天山」の方は温泉に入った後に休憩が出来るスペースやお食事処なんかもあるスーパー温泉的な趣き。一方、僕のおすすめの「一休」は温泉のみ。

では、何故僕が「一休」の方がお勧めかというと、それは「一休」の方が圧倒的に温泉を楽しめるからです。

この「一休」と「天山」、箱根という立地上、東京からも近いこともあり、天気の良い週末などはかなりの混み具合を見せ、駐車場に入るのに何十分か待たされることもあるのですが、そのお客さんの大半は食事が出来たり、温泉の後に休憩の出来る「天山」に集中します。

一方、「一休」の方は温泉のみということもあり、どんなに駐車場が混んでいても必ずゆったりと温泉に入ることが可能。しかも「一休」の方が、温泉からの景色が抜群に良い。

僕もそうなのですが、仕事が忙しくてなかなか予定が立たない、丸々一日の休みが取れないという方にぜひお勧め。気分転換には最適な場所の一つですよ。

STYLEBOOK スタッフのお気に入り Part 2
12月27日(土)よる11時30分放送

2008年12月23日火曜日

コム・デ・ギャルソンの黒

佐藤充能(リサーチャー)


STYLEBOOK では今、年明け早々の企画として、以前このブログにも書いた「色」に焦点を当てた企画が進行しています。その色で世界に評価される企業やブランド、アーティストを特集していくというものです。そこで、今回はその「色」特集の中で登場する「色」と「モノ」を少しだけ紹介。

この企画のきっかけとなったのは、会議の際に、“コム・デ・ギャルソン”の「黒」のように、色が象徴的なブランドと「色」を特集することが出来ないかというものでした。以来、このギャルソンの黒のように、「色」が象徴的なブランドと、その色を色々と(洒落じゃなく)リサーチしていったのですが、やはりギャルソンの黒は、唯一会議の際の例としても挙ったように、今回の特集の中で登場する、特徴的な色を持つブランドの中でも別格だなという印象があります。

それは誤解を恐れずに言うなら、“コム・デ・ギャルソンが「黒」を作りだした”と考えられるからです。皆さんもご存知のように、ギャルソンは今までの既製服の概念を打ち破り、1981年のパリコレで「黒」を使ったコレクションを発表。後に「黒の衝撃」と呼ばれる程の評価を受けました。そしてこれを境に、ファッションの世界で「黒」という色が定着するようになりました。

そして、色が印象的なブランドを調べていると、ギャルソンの功績は単にファッションの世界に黒を作り出した訳ではないと思うようになったのです。例えば今、デザインとして黒を使った電化製品や工業製品などのプロダクトがたくさんありますが、ギャルソン登場以前のプロダクトはT型フォードのように、デザインというよりも量産効果の観点から黒を使ったものがほとんどです。しかし今、明らかにデザインとして黒が利用されているのは、ギャルソンが黒をデザインとして世界に認識させたこと、そして黒という色の価値観を高めたことがきっかけとなっていると感じたからです。

ちなみにそんなギャルソンの黒、僕も幾つか持っていますが、どれも他のブランドの黒とは一味違うと思います。他のブランドの黒は、どれも一口に黒と言う言葉でまとめられますが、ギャルソンの黒は他の黒とは同じ言葉の範疇に入らない独特のものがあります。またその黒の中でも、ギャルソンは製品によって様々な黒があるのも魅力の一つ。

クリスマスプレゼントとして、久しぶりに自分で買っちゃおうかな~。おしまい。

2008年12月17日水曜日

デザインと色

佐藤充能(リサーチャー)

皆さんは、デザインという言葉から最初に何をイメージしますか?

ほとんどの方は、最初に「形」と答えると思います。では「形」の次に、デザインという言葉からイメージするものは何でしょうか? 僕は、それは「色」だと思います。

例えば洋服やインテリアを購入した時の事を考えて下さい。皆さんも身に覚えがあると思いますが、「デザイン=形」は気に入っていても、「自分好みの色」が無くて、結局購入までは至らなかったという事がよくあると思います。これはおそらく、ほとんどの人は自分の好みであるかを始めに、「デザイン=形」で考え、その次に「色=デザイン」と捉えているからではないでしょうか?

では、僕達はいったい何を基準に「色」を判断しているのでしょうか? 僕はその基準は「心地良さ」だと考えています。例えばSTYLEBOOKにも登場しているような長年愛されるブランドには、「色」が特徴となっているブランドが多々あります。おそらく、僕達はその「色」から、ブランドの持つ歴史や伝統を安心や信頼というものに置き換えて受け取っているのではないでしょうか? 

そんな観点から、STYLEBOOKでは、現在「色」という要素からデザインを特集する企画を進行させています。どんなカラー、どんなブランドが登場するか、またその時には登場しない色が特徴的なカラーやブランドを含めて、以降このブログで少しずつ公開していきます。お楽しみに。

2008年12月15日月曜日

大画面の迫力と魅力

石田年弘(ディレクター/生涯モッズで生きる)

撮影に先立ち、ホームシアターということばが生まれた頃から、ホームシアター作りを世に提唱してきた峰松さんを訪ね、大画面を体験させてもらった。

驚いた!絵の美しさと迫力は映画館と変わらない。
その上、どんな時間にどんな姿勢で見ようビールを飲みながらでも、誰からもとがめられることはない自分のための映画館。(奥さんのいない時には)

さらにハイビジョン放送を大画面で楽しむ。スポーツ、紀行もの、F1グランプリ。今までとはまるで別もの。小さい画面では目ない物が見えてくる。映像の向こうの更なる感動が押し寄せてくる。

体感しなければわからない! そして、体感すれば欲しくなる! そんな物に久しぶりに出会った。

STYLEBOOK
「銀幕を我が家に 〜ホームシアター」
12月13日(土)よる12時放送
12月14日(日)よる11時30分再放送