2008年10月30日木曜日

フライブルクの友達




岡トヲル(ディレクター/制作進行)

今日はドイツ・フライブルクに住んでいた頃の、私の友達の事について書かせて頂きます。

私は今から十数年前、10歳の時にフライブルクのカールツシューレというギムナジウム(小学生〜高校生が通う学校)に通っていました。

そこは国際都市フライブルクならではの学校で、国籍もフィンランド、ルーマニアもいればトルコやアフガニスタンなど世界各地の子供達が通っていました。けれども極東から来たのは私だけで、当初クラスの皆は物珍しそうにまじまじと私を観察しに集ってきました。

他の子供達は、アルファベットの基礎があったり、何年も住んでいるためドイツ語はペラペラでしたが、私はそうはいかず、ただ毎日ボーっとしているだけでした。

そんなある日、ポーランド人のアダムという男の子が、私に話しかけてくれるようになり、いつの間にか互いの家に遊びに出かける仲にまでなりました。今振り返ると、毎回片言のドイツ語と身振り手振り、そんな日本人によく付き合ってくれたなと思います。

おそらく彼がいなければ、私は引きこもりになっていたんじゃないかな。

今回ロケでフライブルクに来た際に、ダメもとで連絡をとってみたところ、なんと電話に本人が出てくれたのです。嬉しい事に私の事も覚えていてくれました。残念ながら、ドイツの他の都市に一人暮らしをしていて会えませんでしたが、親子でフライブルクでヴァイオリンコンサートを開いたりと、今では音楽家の道を歩んでいるみたいです。

同級生の活躍に刺激をうけながら、ただ今 編集をしております。
フライブルク特集第二弾もよろしくお願いいたします。

STYLEBOOK ドイツ・フライブルク特集 Part 2
「この街に住むということ」
11月1日(土)夜11時30分放送
再放送は中止になりました。

写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK]

2008年10月29日水曜日

ドイツの素敵なご夫婦


佐藤タダシ(ディレクター/モノ好き)

今週の STYLEBOOK はドイツ・フライブルクに住む夫婦の特集。

率先的にエコライフを送るロイポルツさん夫妻を3日間にわたって取材。その間、自宅、菜園、買い物など様々なシーンに密着させていただいた。

さすがの強行日程にご夫妻も疲れてしまうのではと危惧したが、まるで逆。普段から客を招くことに喜びを感じている二人にとって、我々も客らしい。市場で買ったクルミをしきりにすすめてくる。

自宅での撮影での事。
奥様の調理シーンを収録したのですが、二人暮らしなのにどうも量が多い。人参、玉ねぎは各4個、牛肉は1.3キロ。何日分のおかずなんだ...。

ふと、気付いた。
そうか、彼女は我々にごちそうするために作っていたのだ。

撮影も終了し、みんな揃って食事。グラーシュと呼ばれる欧風煮込み料理やキノコ入りラビオリなどを振る舞っていただいたが、どれも美味しい。そして「美味しい」といえば、当然のように「おかわり」をくれる。

勘弁して下さいという程、料理を堪能した我々であったが、ラストにはデザートが待っていた。砂糖漬けプラムをたっぷり使ったパイのお出ましである。直径30センチはあろうかというキングサイズ。

もう胃袋に隙間はない。しかし、せっかく作っていただいたデザート。食べなければいけない。

テーブル上のプラムパイは全8切れ。撮影スタッフは5人。夫婦はぜひ食べて欲しいらしく、手を付けない。えーい、ままよ。お腹いっぱいだけどワインで押し込めばなんとかなるだろう。

「旨い!」
絶妙な酸味が食欲を刺激する。

どうやら僕の食べっぷりに奥様は嬉しくなったようだ。僕の皿の上には残り3切れが載っていた。もちろん「美味しい!」とすべてを平らげた。

それを見た奥様が一言。
「もう一枚あるわよ」

ロイポルツ夫妻は本当に素敵な夫婦である。

STYLEBOOK ドイツ・フライブルク特集 Part 2
「この街に住むということ」
11月1日(土)夜11時30分放送

写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK]

文字と人間



次廣 靖(プロデューサー)

原宿ラフォーレミュージアムに「Helvetica」の展示を見てきました(10月28日までで終了しています)。

Helvetica ヘルベチカ とは世界で最も有名な書体のことです。今ではコンピュータ用のフォントとしても使われているので、名前を見たことがある人も多いことだと思います。



1950年代末に作られたこの書体がどれだけ世界を席巻し、今でも全てのデザインに影響を与えているか、ということがわかる展示でした。ポスターや商品パッケージや企業ロゴなど、あれ見たことあるというものがたくさん並んでいました。

面白かったのが1964年の東京オリンピックの競技プログラムです。モダンデザインのお手本のような表紙で、かっちりとした Helvetica という書体が、このイベントの新しさや国際性を表現していたんだなということが良くわかりました。

会場では Helvetica の誕生と影響を解説するドキュメンタリー映画が上映されていました。今のデザイナーが、前時代のデザインばかりだった50年代末から60年代初め、 Helvetica が初めて登場した時の人々へ与えた衝撃をこのように言い表していました。

「まるで砂漠を歩き続けて来た後、冷たい水を飲んだ時のよう」

なんと、素敵な表現。Helvetica の持つ意味の大きさをよく伝えてくれます。

この言葉を聞いて、以前 STYLEBOOK でお話をうかがった字游工房の鳥海(とりのうみ)さんの言葉を思い出しました。鳥海さんは、ぼくたちが大好きなフォント、ヒラギノを作ったチームの一人です。

「これからも、水のような、空気のような、書体を作って行かなければいけない」

文字は人間のアイデンティティの一つ、とても人間的なものです。だから一つ一つの文字は音や意味を表す記号ではなく、それ以上の大きな意味を持っているのではないかと思います。そんなことを考えました。 

2008年10月28日火曜日

ドイツと日本のクラインガルテン

佐藤充能(リサーチャー)

STYLEBOOK のドイツ・フライブルク特集。第2弾はいよいよ、地元フライブルクに住むロイポルツさん夫妻の生活を一日「おっかけ取材」します。本や映画で見るドイツではなく、リアルなフライブルクの住民の生活はどういうものか? とても貴重な映像だと思います。

今回ご紹介する場所の一つがフライブルクのクラインガルテン。

クラインガルテンとはドイツでは法律にも制定されている農地の貸借制度で、利用者はその土地にラウベと呼ばれる小屋を建て、野菜や果物を栽培することが出来るというものです。

実は、STYLEBOOKでも今から2年程前に、茨城県の笠間市にある「笠間クラインガルテン」を取材しています。

この笠間クラインガルテンも含めて、日本のクラインガルテンの良いところは、ドイツのクラインガルテンとは違って、ラウベに宿泊可能するこが出来るので、より別荘的な使い方が出来ること。

またクラインガルテンの中で、野菜を作る際に使う道具を貸し出していたり、種なども販売している所が多いので、初心者でも安心して農業体験をする事が挙げられます。

ライフスタイルの一つのアクセントとして、都会の喧騒を離れて週末だけの農業体験が出来るクラインガルテン。是非、取り入れてみては如何でしょうか?


写真 フライブルクのクラインガルテン:岡 亨[STYLEBOOK]

スタイルブック
ドイツ・フライブルク特集 第2弾
「この街に暮らすということ」
11月1日(土)よる11時30分放送 

2008年10月26日日曜日

電動アシスト自転車 撮影開始


佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)



11月中旬放送予定の「電動アシスト自転車」のロケがスタート。

ロケ一日目となる昨日は、世界初の電動アシストリカンベント「Tartaruga Type RE」を撮影してきました。

車輌の貸し出し、撮影にご協力を頂いたのは、葛飾区の京成お花茶屋駅の商店街にある「サイクルハウスしぶやお花茶屋店」。フォールディングバイクと小径車の専門店で、完成車とパーツの販売、カスタム、試乗サービスなども行っています。

サイクルハウスしぶやで、初体験となるリカンベントの簡単な乗り方のコツの説明を受けて、撮影場所の水元公園まで約15分程「Tartaruga Type RE」を試乗。まるでリビングの椅子に腰を掛けたままの姿勢でペダルを漕ぐ感覚は、それだけで普通の自転車とは一味も二味も違う楽しさがあります。またその独特の姿勢から得られるアイポイントの低さは、自転車を乗りたての子供の頃の気分に戻る事が出来ます。

そんなこともあって、撮影場所の水元公園まの移動はちょっとした冒険という感じ。またリカンベントに乗っていると信号待ちの間で、隣に停まった自転車のおじさんやおばさんに話掛けられるので、楽しさも倍増。しかもこいつはただのリカンベントではなく、電動アシスト搭載なので移動自体は快適そのもの。

撮影終了後のサイクルハウスしぶやさんまでの戻り道は、少し雨が降っていたのにも係わらず、行きとは別の道を通って楽しんでしまいました。

写真:佐藤充能[STYLEBOOK]

〈サイクルハウスしぶやお花茶屋店〉
東京都葛飾区お花茶屋1-26-2
TEL:03-5650-2510 

2008年10月25日土曜日

フライブルク特集、いよいよ今夜!



こんにちは岡です。

先日、フライブルクについて書かせてもらいましたが、
今回も私の昔話におつきあいいただければと思います。



私がフライブルクで十数年前住んでいた家は、通っていた小学校から2キロ以上離れていました。バスも通っていたんですが、私はこれに乗るのがたまらなく嫌で、いつも40分以上かけて歩いていました。なぜ嫌かというと、そのバスは学校までは行かないので、近くで降りて共同墓地の中を抜けて行かなければいけなかったのです。

当時9歳だった私にとって、墓地なんて怖いイメージしかありませんでした。

けれどもある時、遅刻しそうになって、仕方なしにバスに乗らなければいけなくなりました。
「おい知ってるか? あの墓地の赤い建物、あれは火葬場なんだ。毎日あそこで人を焼いているんだぜ。」
そう友達のドイツ人に聞いていた私は、なるべく赤い建物を見ずに、ただただ下を向きながら全力疾走して墓地を突っ切った思い出があります。

先日のロケで、その共同墓地の近くに行ったのでちょっと立ち寄ったのですが、緑のきれいなのどかな空間という印象でした。

子供心でイメージを膨らませすぎたのでしょう。けれども何よりも驚いたのは、子供の頃は恐怖の対象でしかなかったあの赤い建物が、火葬場ではなく実は教会だったという事です。

できればその事実は知りたくなかったあ…と思いながらも毎日フライブルクの映像を編集しています。

そんなドイツ・フライブルク特集の第一弾は、いよいよ
10月25日深夜0時15分放送(土曜の夜の12時15分)です。
お楽しみに。 

写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK] 

2008年10月23日木曜日

人が主役の街、フライブルク




渋谷康人(STYLEBOOKスーパーバイザー/モノジャーナリスト)


10月25日(土)から全3回で放送されるドイツ・フライブルク特集。

過去2回ほど、市の中心と郊外と、それぞれ1週間に渡って滞在したことがあるのですが、今思い返しても本当に気分の良い街でした。

その理由は「人が主役」の街作り。

ドイツは自動車大国ですが、自動車を市の中心から排除する街が増えています。ベンツやポルシェのお膝元、シュツットガルトもそう。

そして、このお手本になったのが、他ならぬフライブルク。
自動車を排除することで、街の中心の広場に人が集まり、人が主役になったんです。

ハイビジョン映像で、そのリアルな魅力をぜひ感じてください。

ドイツ・フライブルク特集の第一弾は
10月25日深夜0時15分放送(土曜の夜の12時15分です)。 

写真:渋谷康人(2003年撮影) 


2008年10月22日水曜日

旅番組の魅力とは


次廣 靖(プロデューサー)

先日のエッセイでフライブルクで過ごしたことを書いた岡くんと違い、ぼくたちが子供の頃は(内容で年齢をお察しください)外国を知るには小説やテレビや映画しかありませんでした。「兼高かおる 世界の旅」「すばらしい世界旅行」で見る外国はやはり宇宙と同じぐらい遠く感じたものです。

やがて海外を紹介する番組が増え、いわゆる名所旧跡はほとんどテレビで紹介されるようになりました。また「世界まるごとHOWマッチ」のような番組が、その国の美しい所、豪華な所だけでなく醜い所や貧しい所も紹介するようになり、テレビでも本当に外国のことを身近にわかるようになってきました。

STYLEBOOK は海外取材番組ではないので、特に意識するわけではないのですが、他と同じような内容や構成の番組を作るつもりは全くない。だとしたらどんなことができるだろう。今回のドイツ・フライブルク取材では、取材前にまずそういうことを考えました。

「環境首都・フライブルク」これは大きなテーマです。しかしNPOのレポートビデオではないですから、それだけではつまらない。そこで、(フライブルクに住んでいた岡くんの家族も含めて)街のことを色々調べているうちにわかってきたのが、この街の魅力は、行政としての環境問題解決だけではなく、自然な街の人々の生き方だということでした。

今回のドイツ・フライブルク特集は、だからある日のフライブルクの普通の様子、普通の人々が取材されています。もちろん歴史がある魅力的な街ですから、建物や町並みなどの旅番組としての面白さも満点です。それに加えてフライブルクでリアルに生活している人たちが出演します。

そこからその街の全てを知ることはできないかもしれない。しかし、その街の名所を観光するだけではわからない何かがわかる。そんな番組になっているはずです。お楽しみに。
写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK]

ドイツ・フライブルク特集の第一弾は
10月25日深夜0時15分放送(土曜の夜の12時15分です)。

履いてみました

佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)

最近、久しぶりに大きな買い物をしました。


何買ったって?
それはね、昨年の STYLEBOOK の「スタッフフェイバリット」で、僕が挙げたタイヤ「ポテンザRE050」です。やっぱり紹介したからには、実際に自分で購入しないと。一年経ちましたが有言実行。

そんなこともあり、先日久しぶりの一泊旅行で我が愛車アコードユーロRを駆り、長野の松本までロングドライブ。高速とかワインディングじゃないと滅多に使わない6速マニュアルを駆使してのドライブは実に爽快。

最近、GT-RやM3などの高性能な2ペダル・マニュアルを搭載したスポーツカーが続々と登場して、従来からの3ペダルのマニュアル車は忘れさられよとしていますが、車を操る醍醐味という点ではまだまだ負けないのでは。そんな事を考えながら、今日もガチャガチャと6個のギアを操っています。

2008年10月21日火曜日

思い出の街、ドイツ・フライブルク


岡トヲル(ディレクター/制作進行)

実は、ドイツのフライブルクという街は、僕が小学生の頃過ごした街なんです。

この街の特徴は、中世の街並がそっくりそのまま残っていて、しかも今でも施設として使われていること。街には13世紀に建てられた門があるのですが、この門の下を路面電車でくぐるのがたまらなく気持ちいい。

そして道路の両脇に流れる、幅30㎝、深さ20㎝のベッヒレという水路。これはなんと12世紀からあるものなんです。

近くの川から水を引いて流しているんですけれども、夏に学校の友達と水路で水遊びをよくしました。

そんなノスタルジックな気分を感じながら、編集快調です!



不思議な街のドイツ・フライブルク特集の第一弾は
10月25日深夜0時15分放送(土曜の夜の12時15分です)。
お楽しみに!
写真:佐藤タダシ(STYLEBOOK)

2008年10月20日月曜日

数字に出ること、出ないこと

またまた Apple の話(しかも孫引き)で始めて恐縮ですが、こんなエピソードがあります。

何年か前、世間的に見ると小さい Macintosh のシェアについて報道陣にきかれてスティーヴ・ジョブズはこう答えたと言います。「シェアが小さいことはあまり気にしていない。BMWのシェアが小さいからといってBMWに意味がないと考える人間がいるだろうか?」

STYLEBOOKのようなBSデジタル放送の番組は、地上波の番組と比べて明らかに視聴者の数は少ないようです(これも自分で計った訳ではないので想像ですが)。しかし世の中にはあえて地上波のゴールデンタイムの番組ではなく STYLEBOOK を選ぶと言ってくださるお客様が増えているというのが、実感としてわかります。

よくあるのが、スタッフが取材にうかがうと、よく取材先の方が「知っていますよ」「いつも見ています」とおっしゃってくださることです。

つい先日も嬉しい話をききました。
番組で取材にうかがった銀座 髙橋洋服店さんに、放送を伝えていなかった銀座のお仲間から「スタイルブックに出てたでしょ」と連絡が来たそうです。さすが銀座の方たちはお目が高い。お客さまとして出ていただいた青山さんもヨット仲間から「スタイルブックに出てらした方ですね」と言われたと聞いています。さすがヨットマンはお目が高い。

ほかのお店でも、番組を見たと言ってお店にみえる方が増えた、ということをよくうかがいます。STYLEBOOKが扱うテーマや作り方が、対象にしているみなさんと合っているということでしょうか?

テレビ番組である限りたくさんの方に見ていただきたいのは当然のこと。本当に番組を気に入ってくださる方たちを裏切らずにそういうことができれば一番だな、と制作スタッフ全員考えています。シェアが小さいと言われた Macintosh も着実に使う人が増えているようですからね。

そんな僕たちの最新の渾身企画が「幸せな街、ドイツ・フライブルク」
10月25日(土)深夜0時15分(土曜の夜12時15分のことです)放送です。
よろしくお願いします。

30万円のスーツの価値

先日放送されたスタイルブックでお話をうかがった 銀座 髙橋洋服店の誂えのスーツは「315,000円前後から」という値段になっています。生地や作りに凝れば当然もっと高くなります。

「普通の人」の感覚でいうと「量販店で数万円で買えるのにそんな高い背広を…」と思うのは当然かもしれません。

しかし、30万円のスーツは10年たってもりっぱに着続けられるものです。作って行く過程でお店の人とじっくり話し合うことになるので、できあがった時には本当に自分のことをわかってくれる洋服店を見つけることになります。主治医を持つようなものでしょうか。

つるしの背広を何の感慨もなく着つぶして10年過ごすのと、着る度に誇りを思い出す服を持つのとどっちが幸せでしょう。

とはいえ、先立つ物が無ければ話も始まらないんですけどね。

髙橋洋服店
(もしちゃんと表示されていないとしたら、髙の字は「はしご高」です)
http://www.ginza-takahashi.co.jp/

2008年10月19日日曜日

平安・鎌倉時代から続くホテル

10月25日(土)放送のスタイルブックでご紹介するドイツの街フライブルク。

日本ではそれほど「メジャー」な所ではありませんが、実はドイツだけではなくスイスを訪れる人にとっても便利な場所にあります。世界最大の時計と宝飾品の見本市・バーゼルフェアが催されるスイスのバーゼル市から50km。フライブルクをバーゼル取材の拠点にする人もいて、我が番組のスーパーバイザー、〈モノジャーナリスト〉の渋谷康人さんも泊まったことがあるそうです。ですから世界中の観光客が集まる場所でもあるのです。ドイツ旅行でどこか面白い所を、と考えているかたにもおすすめです。

今回、スタイルブックのスタッフが宿泊したのが旧市街(街の中心地)にあるホテル ツム・ローテン・ベーレン。日本語に訳すと「赤熊亭」でしょうか。創立はなんと街ができた1120年にまでさかのぼり、現在のような形になったのは1311年といわれています。現在の支配人はそこから数えて51代目!

もちろん25日放送の番組ではこのホテル ツム・ローテン・ベーレンも紹介します。
お楽しみに!

STYLEBOOK 特集「過去と未来をつなぐ街」
10月25日(土)深夜0時15分から(土曜の夜の12時15分です)

ドイツの街から

スタイルブックでは 10月25日(土)から3週連続で海外取材の特集を放送します。

紹介するのはドイツのフライブルク。ドイツ、イタリア、スイスの国境近くにある古い町です。テレビの番組でドイツ取材といえば、たいていミュンヘンやフランクフルトやベルリンなどの都市や、自動車などのブランドを撮影することが多いと思います。しかし スタイルブック はフライブルクを選びました。

それは何故か?

理由はいくつもありますが、その一つは、この街が環境先進国といわれるドイツの中でも「環境首都」と呼ばれていること。しかしエコロジー、エコロジーと声高に言うのでは無く、普段の生活が自然と環境を意識するものになっていることです。

日本で言えば、東京オリンピック以前の良い所を残しつつ、新しいシステムを取り入れている、という感じでしょうか。映像を見ていただければ良くわかっていただけると思います。

第一回の放送は10月25日(土)深夜0時15分から(土曜の夜の12時15分です)。遅い時間ですが、ぜひお楽しみに。

2008年10月9日木曜日

公式ページ 更新しました!

BS朝日 STYLEBOOK (スタイルブック)の公式ページが新しくなりました。
スタッフの日誌、掲示板などもあります。ぜひアクセスしてください!