2009年5月8日金曜日
音の風景
佐藤充能(リサーチャー)
今、STYLEBOOKでは「サウンドスケープ」を特集する企画を計画中です。
このサウンドスケープとは、カナダの著名な現代音楽作曲家 レイモンド・マリー・シェーファーが提唱したという新しい概念で、サウンドとスケープという言葉からもわかるとおり、音のランドスケープ。日本語にすると「音風景」。
その概念を簡単に言うと、景観 (景色や風景、街並みなど) の中には、目に見えるものだけではなく、耳から聞こえてくる音も含まれているというもの。産業革命以降、機械文明に発達により、本来あったはずの自然が生み出す豊かな音色は失われ、今世界はかつてないほど喧騒の中にいる。サウンドスケープとはそんな現代の音環境に対して警鐘を鳴らし、音環境について深く考えていこうという運動でもあるのです。
そんな訳で、さっそくレイモンド・マリー・シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』を読んでみたら、なんだか妙にノイズに敏感になってしまい困惑中。特にパソコンが出す音がとても不快に感じてきました。最近なんか調子が悪いのか、僕のパソコンは常にモーターが廻っている様なファンが廻っている様な耳障りなノイズをずっと出す。そんなにボリュームが大きいわけではないのですが、もの凄く不快。
シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』は、本格的なIT時代を迎える少し昔に書かれたもの。この本の中では特に、パソコンが出す音については触れられていなかったが、ほんの少しの間で世界には新たなノイズが登場している事を痛感しました。僕達を快適にしてくれるはずのものが、同時に僕達に苦痛をもたらすものだなんて、なんたる皮肉な事でしょうか。
そんな事を考えながら、今日も五月蝿いパソコンの前でお仕事する毎日。次の休みには静かな田舎の温泉で、川のせせらぎなんか聞きながらお風呂に入りたい。
今、STYLEBOOKでは「サウンドスケープ」を特集する企画を計画中です。
このサウンドスケープとは、カナダの著名な現代音楽作曲家 レイモンド・マリー・シェーファーが提唱したという新しい概念で、サウンドとスケープという言葉からもわかるとおり、音のランドスケープ。日本語にすると「音風景」。
その概念を簡単に言うと、景観 (景色や風景、街並みなど) の中には、目に見えるものだけではなく、耳から聞こえてくる音も含まれているというもの。産業革命以降、機械文明に発達により、本来あったはずの自然が生み出す豊かな音色は失われ、今世界はかつてないほど喧騒の中にいる。サウンドスケープとはそんな現代の音環境に対して警鐘を鳴らし、音環境について深く考えていこうという運動でもあるのです。
そんな訳で、さっそくレイモンド・マリー・シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』を読んでみたら、なんだか妙にノイズに敏感になってしまい困惑中。特にパソコンが出す音がとても不快に感じてきました。最近なんか調子が悪いのか、僕のパソコンは常にモーターが廻っている様なファンが廻っている様な耳障りなノイズをずっと出す。そんなにボリュームが大きいわけではないのですが、もの凄く不快。
シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』は、本格的なIT時代を迎える少し昔に書かれたもの。この本の中では特に、パソコンが出す音については触れられていなかったが、ほんの少しの間で世界には新たなノイズが登場している事を痛感しました。僕達を快適にしてくれるはずのものが、同時に僕達に苦痛をもたらすものだなんて、なんたる皮肉な事でしょうか。
そんな事を考えながら、今日も五月蝿いパソコンの前でお仕事する毎日。次の休みには静かな田舎の温泉で、川のせせらぎなんか聞きながらお風呂に入りたい。
2009年5月1日金曜日
子供と行けるレストラン
佐藤充能(リサーチャー)
いつもは大人世代、特に大人の男性向けの企画が多い STYLEBOOK ですが、ただ今お子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画を計画中。その企画とは「子連れレストラン」。
小さな子供がいると、なかなか本格的な料理を味わえるレストランには行きづらい。でも、たまには子供を預けてレストランで夫婦二人の大人の時間をゆっくりと過ごしたい。また本格的なレストランで、家族一緒に楽しい一時を過ごしたい。そんな悩みを抱える未だ小さなお子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画です。
そんな訳で、都内と都内近郊の子供歓迎のレストランを調べていたのですが、なかなか良いお店を見つけたので、その中から幾つか紹介。
一つ目は横浜市営地下鉄センター北駅近くの「サクスアベニュー」。
このサクスアベニュー、本格的なフレンチが味わえるお店ながら子供も大歓迎。またなんと言っても嬉しいのが、レストランに併設された託児施設「ピコットクラブ」にお子さんを預ける事も可能なところ。たまには子供を預けて、夫婦二人の大人のディナーやランチを楽しみたいと考えている方に是非お勧めのお店です。
そして二つ目は小田急線の豪徳寺駅近くにある「三輪亭」。
日本では珍しいチロル料理に特化したレストラン。ご主人の三輪さんがチロルでの修行時に在籍していたお店が、子供からお年寄りにまで愛されるお店だった事から、そのコンセプトはお店の看板に「per famiglie(家族のために)」と書かれているように、家族で楽しめるレストラン。そのため、店内はベビーカーでも入りやすい様にバリアフリー設計になっていたり、入口やトイレのドアが大きく開くなど、小さなお子さんがいるファミリーには嬉しい心配りがなされています。
子供が騒いだり、立ち歩こうとするのは当たり前。このお店はご主人の三輪さんが、その時に親が自ら考え、どの様に対処するかを養う場と考えているので、初めてちゃんとしたレストランに子供を連れて行きたいと考えているファミリーには最適なお店です。
今年のGW、高速は大渋滞が予想されるので遠出は控えたいという方、よろしければ是非行ってみてください。
「サクスアベニュー」
横浜市都筑区中川中央1-39-37 TEL:045-309-8100
「三輪亭」
世田谷区豪徳寺1-13-15 TEL:03-3428-0522
いつもは大人世代、特に大人の男性向けの企画が多い STYLEBOOK ですが、ただ今お子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画を計画中。その企画とは「子連れレストラン」。
小さな子供がいると、なかなか本格的な料理を味わえるレストランには行きづらい。でも、たまには子供を預けてレストランで夫婦二人の大人の時間をゆっくりと過ごしたい。また本格的なレストランで、家族一緒に楽しい一時を過ごしたい。そんな悩みを抱える未だ小さなお子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画です。
そんな訳で、都内と都内近郊の子供歓迎のレストランを調べていたのですが、なかなか良いお店を見つけたので、その中から幾つか紹介。
一つ目は横浜市営地下鉄センター北駅近くの「サクスアベニュー」。
このサクスアベニュー、本格的なフレンチが味わえるお店ながら子供も大歓迎。またなんと言っても嬉しいのが、レストランに併設された託児施設「ピコットクラブ」にお子さんを預ける事も可能なところ。たまには子供を預けて、夫婦二人の大人のディナーやランチを楽しみたいと考えている方に是非お勧めのお店です。
そして二つ目は小田急線の豪徳寺駅近くにある「三輪亭」。
日本では珍しいチロル料理に特化したレストラン。ご主人の三輪さんがチロルでの修行時に在籍していたお店が、子供からお年寄りにまで愛されるお店だった事から、そのコンセプトはお店の看板に「per famiglie(家族のために)」と書かれているように、家族で楽しめるレストラン。そのため、店内はベビーカーでも入りやすい様にバリアフリー設計になっていたり、入口やトイレのドアが大きく開くなど、小さなお子さんがいるファミリーには嬉しい心配りがなされています。
子供が騒いだり、立ち歩こうとするのは当たり前。このお店はご主人の三輪さんが、その時に親が自ら考え、どの様に対処するかを養う場と考えているので、初めてちゃんとしたレストランに子供を連れて行きたいと考えているファミリーには最適なお店です。
今年のGW、高速は大渋滞が予想されるので遠出は控えたいという方、よろしければ是非行ってみてください。
「サクスアベニュー」
横浜市都筑区中川中央1-39-37 TEL:045-309-8100
「三輪亭」
世田谷区豪徳寺1-13-15 TEL:03-3428-0522
2009年4月17日金曜日
位置情報の未来

次廣 靖(プロデューサー)
STYLEBOOK 第一回のテーマで「地図」を選んだように、この番組は地図や位置情報にとても関心があります。
「支配者」にとって測量が大事だったのはいうまでもありません。また住む場所を決める時、移動の時、地図は重要な道具です。しかし地図にはもっと大きな意味があるのではないでしょうか?
そんな疑問もあって、今後「位置情報」を特集する企画を検討中です。
たとえば iPhone 3G。この携帯デバイスには GPS が搭載されています。携帯電話にGPSというのは新しいことではありませんが、 iPhone にGPSが入ったことで、様々な使い方が提案されています。
撮影した写真に位置情報を加えること。
自分の位置を友人に知らせること。また近くにいる友人を捜すこと。
位置情報を使った SNS。
GPS を使った RPG。
番組スタッフの間でも Twitter、Twinkle、Flickr、iPhoto、Brightkite、Parallel Kingdom といったサービスを利用することが流行っています。
またこの春発売された SONY のGPSユニットキット GPS-CS3K にも注目しています。これは移動した場所の緯度経度を記録する道具です。旅行や散歩に持ち歩けば、あとで通ったルートを地図ソフトなどでチェックすることができます。また、このデバイスを持って歩きながらデジタルカメラで写真を撮ると、あとで撮った写真に位置情報を加えることができるのです。もちろん現在いろいろな場所で試しています。
このように使って来て感じたのが、地図とは知恵を整理する手段なのではないか、ということです。
情報を何と関連づけるか。一つの方法は時間軸で整理すること。それが年表だったり日記だったり。もう一つは場所で整理すること。それが地図です。ある場所には(大げさに言えば)地球誕生以来の記憶が残っているはずだからです。
そんなことを考える番組にしたいと考えています。
2009年4月16日木曜日
STYLEBOOK 春のパン祭り
佐藤充能(リサーチャー)
先日、「パン」の取材で、都内の有名パン屋さんを一日で3軒ほど廻る「STYLEBOOK春のパン祭り」を開催。職人さんにパンの魅力を伺いながら、今までの人生の中で一日にこんなにパンを食べた事が無いという位たくさんのパンを試食。流石にどのお店もパン業界で名を馳せる有名店だけあって、普段僕がコンビニで買って食べるパンとは一味違う。(あのパンも美味しいけど)
その中でも僕が個人的に気に入ったお店の一つが、若き天才パン職人・毛利将人さんの「カフェマンマーノ」。昨年12月にオープンしたばかりの新しい店にも関わらず、この毛利さんの作るクロワッサンの味が評判を呼び、既にかなりの人気を得ている今注目のパン屋さん。
パリの名門ホテルで日本人として始めて製パンシェフに抜擢された経験も持つ毛利さんだけに、このクロワッサンやバケッドを始めとして、フランス系のパンの品揃えが豊富。また、このフランスでの経験だけに固執せず、積極的に新しいモノを取り入れて行こうと考えている毛利さんの日本の食材を使ったオリジナルパンも魅力的。(取材では販売予定の新商品を試食させてもらいました。)
場所は代々木上原の駅から歩いて1分もしない所にあるので、興味がある方は是非行ってみて下さい。きっとお気に入りのパンが見つかりますよ。
<ブーランジェリカフェマンマーノ>
東京都渋谷区西原3‐6‐5 TEL:03‐6416‐8022
2009年4月14日火曜日
ハイブリッド車の伏兵
佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)
業績不振という暗いニュースばかりの自動車業界ですが、実は今年は隠れたハイブリッド車の当たり年。ハイブリッド界の横綱プリウス、その最大のライバルであるインサイト、さらにレクサス版ハリアーハイブリッドのRX450など、ハイブリッド界のビッグネーム達が軒並みモデルチェンジ。しかし、そんな中で僕がもっとも注目しているのが、8月にデビューするというレクサスISとGSの間に位置するハイブリッド専用車種「HS250h」。
その魅力はプリウスとインサイトの燃費、RX450を始めとした現存するレクサスのハイブリッド車やクラウンハイブリッドととは違い、ハイブリッドの機能を程よい上質とスポーティーさを演出する要素として使っている点。エスティマなどに使われている2.4ℓエンジンに北米版カムリのハイブリッドをベースとしたハイブリッド機構を備え、そのシステムの総出力は187hp。従来ラインアップされているレクサスのハイブリッド車は、ハイブリッドをまるで高ブースとのターボの様に使い排気量+1000CCの出力を得ているが、この出力、250という数字から察するにハイブリッドがもたらす出力分の余裕を、ちょうどいいスポーツ性と上質性の為に使っているのが見て取れる。
プリウスとインサイトはやはり燃費スペシャル。どうしても、もう少しスポーティーな車に乗りたいという方。それから、RX450やGS450、LS600は過激過ぎるし大きすぎると考えている方。そんな方に是非お勧めと推測される。
ビッグネームが続々と生まれ変わるハイブリッド界で、意外な伏兵の存在に注目したい。
2009年2月14日土曜日
自分だけの街を見つける方法
佐藤充能(リサーチャー)
今回は以前書いた「東京」ネタのパート2。
ちなみにパート1では、東京の街歩きを面白くするためのお勧め書籍として、各区の郷土資料館などで発行されている「昔の街の写真集」を紹介しましたが、第2回目の今回はかつて東京の街番組を担当し都内の様々な場所を廻った僕がお勧めする“改めて行くと意外に面白い東京のお勧めスポット”を紹介。
では、その“改めて行くと意外に面白い東京のお勧めスポット”とは? それは、東京タワーや都庁をはじめとした、東京の街を一望できる・・・『東京の高い所達』!!
これら『東京の高い所』、誰もが一度は登った経験があることでしょう。しかし、改めて考えるともう何年も登ってはいない。また、登ったことがあるとしても子供の頃や若い時、そんな人がほとんどではないでしょう。しかし、『高い所』から眺める東京、その醍醐味を味わえるのは、実は大人になってからではないでしょうか?
高い所から街を眺める楽しみの本質、それはただ漠然と高層ビルや街を眺めるだけではなく、その下に広がる“街の営みを想像”する事だと僕は思います。だから知識も経験も踏まえたSTYLEBOOK世代の方が、より“街の営みを想像”することが出来るので、幼い頃や若い時よりもさらに『東京の高い所』を楽しむことが出来るはず。
ちなみにそんな『東京の高い所達』の中でどこがお勧めかというと、東京タワーや都庁などの東京中心に位置しているものよりも、東京の全景が見えるやや離れた位置にある高層ビルや観覧車。具体的には葛西臨海公演の観覧車やサンシャインなどがそれにあたるのだが、詳しくはまた次回、東京パート3で。
STYLEBOOK
外国人のための東京ガイド Part 1
2月21日(土)よる11時30分 放送
2009年2月3日火曜日
一粒だけで完結するのはもったいない
石田年弘(ディレクター)
私自身も滅多に食べない。それは、チョコレートを食べると太るという幻想とチョコレートの種類が少ないからだと思う。
甘いのと苦いのと、白いのと、あとは中に何が入っているか、の違いだと思っていた。 しかし、今回の取材で、酸っぱかったり、辛かったり、もっと個性的な味がするものがたくさんあると知りました。 しかも、身体にも良い成分がたくさん含まれているそうです。 もう一つ私が持っていた誤解それは・・・和菓子なら、お茶が絶対に欲しくなる。けれども、チョコレートはそれだけで完結する。 確かにそれでも良い。しかし、コーヒー、紅茶、酒、他の物と一緒に楽しむことでもっと深く味わえるものだと、今回の取材でわかりました。 さらに驚いたのは、葉巻との組み合せ。これほどお互いのポテンシャルを高め、より深く楽しめる関係とは・・・ 音の良いバーで、ホッとする寛ぎのひとときを一粒のチョコレーと葉巻とちょっぴりの酒で、ホッとする寛ぎのひとときを過ごすのは相当おすすめです。 チョコレートをワインのテイスティングのようなつもりで・・・ チョコレートが口の中で溶ける時の鼻に抜けるカカオの香りを楽しむことを意識すれば、その奥深い魔力に気づけるような気がする。 甘い物をほとんど食べない私ですが、今後はチョコレートをもっと身近におこうと思います。 STYLEBOOK 「一粒の魔力 〜チョコレート」 2月7日(土)よる11時30分放送 再放送はありません。
2009年1月20日火曜日
東京を楽しむ方法
佐藤充能(リサーチャー/千葉県民)
2月中に「外国人のための東京ガイド」という企画が進行していることもあり、今回のテーマは「東京」。僕のお勧めする「東京を楽しむための本」をご紹介しようと思います。
実は僕、昨年の3月まで約3年間、東京の街を紹介する番組を担当していたこともあり、東京情報には少し自信あり。ちなみに「革のプロダクト」に出演して頂いたオーダーRの木島さんとも、この東京の街番組の取材を通じて知り合ったのでした。
そんな僕がお勧めする「東京を楽しむための本」は、ガイドブックでもなく、ミシュランでもなく、各区の郷土資料館などで発行している、その街のかつての様子を映した古写真を集めた「昔の街の写真集」。(各区によってタイトルが違うので、ここではまとめて「昔の街の写真集」としています。)
特にお勧めなのが、都心の区の写真集。千代田区とか港区、台東区などの昔から栄えていた街がある区の写真集が特に面白い。例えば千代田区なら何も無い頃の丸の内の絵や、昔の東京駅の写真、九段坂が昔はもっと急な坂道だったことなどがわかる。また現在の新橋駅より先のJRの線路沿いは、昔はほぼ海岸線沿いだったことが港区の写真集を見るとよくわかる。さらに台東区の写真集には昔の六区や、焼け落ちる前の五重塔なども掲載。
驚くほど変わった街から、逆に建物が変わっただけで街全体の骨格が全然変わっていないところなど、どの区の写真集も見応え充分です。
こんな写真集を片手に街を歩けば、東京の面白さは倍増。ほとんど全ての区で発行されているので、興味がある方はまずは最寄りの図書館で探してみて下さい。それから、それでも飽き足りないという方は、郷土出版社の「目で見る100年シリーズ」がお勧め。こっちもたいてい図書館に置いてあります。
そんな感じで書いていたら楽しくなってきたので、また近い内に改めて「東京」について書く予定です。それでは。
2009年1月11日日曜日
色とブランドの物語
佐藤充能(リサーチャー)
今週放送予定の「色特集」には登場しませんが、リサーチ段階で見つけた色にまつわる面白エピソードを二つ程紹介。
まず最初はエルメス。エルメスをイメージするカラーと言えば、なんと言ってもバックや革小物、それから箱や包装紙に使われているオレンジ。もちろんエルメスは色にこだわりを持ち、様々な色を展開していますが、あの柔らかい独特の色合いのオレンジはエルメスを象徴するカラーと言えるでしょう。そんなエルメスのオレンジというイメージが定着したのは、実は第二次世界大戦中。もともと、エルメスが包装紙に使っていたのは白。しかし、戦時中の資源不足から止むを得ずオレンジの包装紙を使ったところ、これが顧客からの評判を呼び、いつしかオレンジはエルメスを象徴するカラーとなったそうです。
続いて二つ目はカワサキのライムグリーン。このカワサキのイメージカラーであるライムグリーンは、実は欧米では不吉な色とされ、特にジンクスを重んじるレースの世界では敬遠されている色でした。しかし、カワサキはアメリカでのレース参戦時に、ライバルを驚かせるためにライムグリーンのマシーンを用意。その圧倒的な強さから、“グリーンモンスター”と呼ばれるようになったのです。ちなみにこの事について、カワサキの方に聞いたところ、”敢えて狙った”という訳ではないそうですが、僕個人の感想としてはその強さを強調する為の狙いの意味があったのでは?と感じました。
STYLEBOOK 色とブランドの物語
1月17日(土)よる11時30分 放送
1月18日(日)よる11時30分 再放送
2009年1月4日日曜日
生活と実践
佐藤充能(リサーチャー)
このスタイルブックのスタッフとして、皆さんに紹介したモノはなるべく実際に購入したり、実践してみようと考えています。そんなこともあり、最近始めたのが、以前番組でも紹介した「ランニング」。
スタッフの中では若い方とはいえ、僕も既に30代前半。最近流行のメタボが気になる年頃、そして微妙にお腹周りが気になる体型になりつつあったことから、生まれて始めて、ライフスタイルの中に「ランニング」がある生活を取り入れることを決意。
「まずは形から」と、思い立ったその日に近くのスポーツ用品店でジャージなどのランニングウェア一式を購入。これが功を奏したのか、せっかく揃えたウェアなどを無駄にしない為にも、毎日ではありませんが、時間がある時は必ずランニングを実践。その結果、まだダイエットという部分では効果は出ていませんが、「ランニング」を取り入れたことによって、今までのライフスタイルに一つの大きな変化が起こりました。そしてこの変化が、今ではまだランニングを続けている大きな理由ともなっています。
その変化とは、タバコの本数が大幅に減った事です。実は僕、一日最低5箱という時代に逆行したヘビースモーカー。そんな僕が、突然「ランニング」を始めれば、当然ちょっと走っただけで息切れは必至。事実、ランニング初日は、ほんの数百メートル走っただけでも苦しくて直ぐに休憩の繰り返し。しかし、こうして3~4km走って家に辿り着くと、いつもならあれ程欲するタバコを体が全く欲しなくなっていたのです。
まぁ~全くと言うのは流石に言い過ぎかもしれませんが、ランニングを始めてから、今まで最低でも5箱だったタバコが1~2箱までに低減。本来のランニングの目的とは少し外れるかもしれませんが、「禁煙したい」と考えている方、生活にランニングを取り入れる事をお勧めします。
2009年1月2日金曜日
革に魅せられた男

佐藤充能(リサーチャー)
現在、スタイルブックでは「若きレザーアーティスト特集」を企画中。先日、このブログでその取材候補の一人である〈革製品全般オーダー R〉の木島さんの事を書きましたが、今回はもう一人の方を、放送前にちょっとだけ紹介。
そのもう一人とは、某雑誌にて「至極の財布」と紹介された事もある職人・井戸崇史さんのブランド〈READY OR ORDER〉。親子3代に渡って続く財布職人の家に生まれ、既に20年以上のキャリアを誇る井戸さんが、長年の財布作りの中で、財布職人としてやってみたかった事の全てを詰め込んだブランドです。
井戸さんの〈READY OR ORDER〉の製品は、革の質感、細部に至るまでの丁寧な仕上げ、普通の財布では生地(布地)を使う部分にも革を使うなど、職人としてのこだわりを随所に感じさせてくれます。また、そのデザインは財布職人の世界では最も優れた技術を持っていると考えられている“パターン作りが出来る職人”としての井戸さんの「技術」と「遊び心」に満ち溢れたものばかり。
もちろん、そんなこだわりぬいた財布は大量生産出来ない故、現在はHP上での既成ラインの販売と、銀座松屋でのオーダー会のみでしか購入することは出来ませんが、来年春頃には工房でのアポイント制のオーダー会を開始する予定とのこと。放送まで待ちきれないという方は、ぜひ〈READY OR ORDER〉のHPをご覧下さい。
READY OR ORDER
ちなみに、木島さんの 革製品全般オーダー R は
STYLEBOOK 「革に魅せられた二人の男」
1月10日(土)よる11時30分放送
1月17日(土)よる11時30分再放送
2008年12月28日日曜日
スタッフのお気に入り 2008-2009

2008年の暮れにスタイルブックのスタッフが選んだお気に入り、39項目。
どれだけメチャクチャで、どれだけ国際的で、どれだけ「物好き」かわかっていただければ。
でも、明日になれば、もう別のモノが気になっているかもしれません。
来年も、心を豊かにしてくれるたくさんのお気に入りができるように、伝統と流行の両方を追究して、様々な場所で、様々な人と出会い、世界中の人とツイッターで語り合い、そしてバカでどん欲でいたいと思います。
☆プロデューサー・有賀史英
hugme
石垣島ラー油
☆ディレクター・井村秀樹
会田誠の写真集『 MONUMENT FOR NOTHING 』
SHARP の電子手帳 Brain
☆ディレクター・坂井宏爾
ボルボ240
ボードゲーム「マンハッタン」
☆ディレクター・小池伊織
Colibri
カクカクハウス(リノベーションしたばかりの我家)
Jazzmaster
☆アシスタントディレクター・岡 亨
帆船『あこがれ』
Apple フォトブックで作成した自作写真集
☆構成作家・渡辺 創
YAMAHA VMAX
青島千穂の絵
☆構成作家・小久保剛
長 大作のダイニングチェア
クリスマス・イルミネーション
☆構成作家・篠原和也
LAMY スイフト パラジュームコート ローラーボール
ウォン・カーウァイ DVDコレクション
☆構成作家・平村隼人
浅野いにおの漫画
webサイト GIZMODE Japan
☆プロデューサー・次廣 靖
Paperchase のノート
隅田川
☆スーパーバイザー・渋谷康人
グラン クリュ カフェ
☆ディレクター・洪 龍吉
マイクル・クライトン
テルミン
エルビス・プレスリー『アロハ・フロム・ハワイ』
☆ディレクター・石田年弘
フェルナンデス DIGI-ZO ULT
ランブレッタ x The Who モッズコート
☆ディレクター・佐藤タダシ
Panasonic LX-3
LEICA D SUMMILUX
SONY NV-U3V
☆ディレクター・魚地シゲル
Apple iPhone
☆構成作家:三矢 賢
HondaJet
TSUBO Bona
☆リサーチャー・平川兼弘
GUCCI ジッピーウォレット
コカ・コーラの瓶
☆リサーチャー・佐藤充能
BRASS のブーツ
いさりび食堂
☆ナレーター・中井和哉
ランチア・ストラトス
2008年12月27日土曜日
いさりび食堂に大満足

佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)
スタイルブック 年末企画「スタッフのお気に入り」で僕がお勧めするお店、九十九里町の不動堂海岸沿いにある食堂「いさりび食堂」。この「いさりび食堂」の名物でもあり、僕も大好きな「焼きハマグリ」が“綺麗に開く瞬間”の撮影にADの岡君と共に挑戦しました。
テレビでよく見るハマグリがぱかっと開く瞬間。当然この映像が必要です。ところが、下から火を当てていて、しかも実が大きいため、開いた瞬間、ハマグリの実が開いた貝の上側についてしまうハメに・・・。その後、実に6個のハマグリで挑戦を試みるも全て失敗。食堂の店員さんに相談したら、「絶対に無理だよ」と一言。まぁ~、ハマグリの実が上側に付いちゃってますが、見事に“開く瞬間”を撮ることができました。
そんな訳で、撮影終了後に岡君と昼食を兼ねて、「イワシ寿司」に「アジ寿司」と、九十九里の海の幸を満喫。肉好きで、普段はあまり魚は食べないらしい岡君も、その味には大満足のようでした。
東京からでも車で約1時間30分程、気分転換を兼ねてのドライブには最適な僕のお勧めのスポット。絶対に損はしないと思うので、是非行って見て下さい。
「いさりび食堂」
千葉県山武郡九十九里町不動堂450
TEL:0475-76-2646
STYLEBOOK 「スタッフのお気に入り part 2」
12月27日(土)よる11時30分放送
2008年12月25日木曜日
スタッフのお気に入り 番外編
佐藤充能(リサーチャー/ワイルドな車乗り)
先週の20日、そして今週の27日と、昨年大好評(?)だった企画「スタッフのお気に入り」を放送します。
この「スタッフのお気に入り」、本当にスタッフが愛用していたり、本気で購入したいと考えているモノばかりを紹介していくという、普段の スタイルブック とは一味違った企画になっています。
ちなみに僕のおすすめが登場するのは、2週目の12月27日放送になりますが、時間や構成の関係で、この放送では登場しない僕のお気に入りをご紹介したいと思います。
僕が気分転換したい時に車を飛ばして向う箱根の温泉「一休」。
この一休、同じ敷地内に「天山」という温泉もあり、二つの温泉は入口も一緒。しかし微妙に違いがあり、「天山」の方は温泉に入った後に休憩が出来るスペースやお食事処なんかもあるスーパー温泉的な趣き。一方、僕のおすすめの「一休」は温泉のみ。
では、何故僕が「一休」の方がお勧めかというと、それは「一休」の方が圧倒的に温泉を楽しめるからです。
この「一休」と「天山」、箱根という立地上、東京からも近いこともあり、天気の良い週末などはかなりの混み具合を見せ、駐車場に入るのに何十分か待たされることもあるのですが、そのお客さんの大半は食事が出来たり、温泉の後に休憩の出来る「天山」に集中します。
一方、「一休」の方は温泉のみということもあり、どんなに駐車場が混んでいても必ずゆったりと温泉に入ることが可能。しかも「一休」の方が、温泉からの景色が抜群に良い。
僕もそうなのですが、仕事が忙しくてなかなか予定が立たない、丸々一日の休みが取れないという方にぜひお勧め。気分転換には最適な場所の一つですよ。
STYLEBOOK スタッフのお気に入り Part 2
12月27日(土)よる11時30分放送
2008年12月23日火曜日
コム・デ・ギャルソンの黒
佐藤充能(リサーチャー)
STYLEBOOK では今、年明け早々の企画として、以前このブログにも書いた「色」に焦点を当てた企画が進行しています。その色で世界に評価される企業やブランド、アーティストを特集していくというものです。そこで、今回はその「色」特集の中で登場する「色」と「モノ」を少しだけ紹介。
この企画のきっかけとなったのは、会議の際に、“コム・デ・ギャルソン”の「黒」のように、色が象徴的なブランドと「色」を特集することが出来ないかというものでした。以来、このギャルソンの黒のように、「色」が象徴的なブランドと、その色を色々と(洒落じゃなく)リサーチしていったのですが、やはりギャルソンの黒は、唯一会議の際の例としても挙ったように、今回の特集の中で登場する、特徴的な色を持つブランドの中でも別格だなという印象があります。
それは誤解を恐れずに言うなら、“コム・デ・ギャルソンが「黒」を作りだした”と考えられるからです。皆さんもご存知のように、ギャルソンは今までの既製服の概念を打ち破り、1981年のパリコレで「黒」を使ったコレクションを発表。後に「黒の衝撃」と呼ばれる程の評価を受けました。そしてこれを境に、ファッションの世界で「黒」という色が定着するようになりました。
そして、色が印象的なブランドを調べていると、ギャルソンの功績は単にファッションの世界に黒を作り出した訳ではないと思うようになったのです。例えば今、デザインとして黒を使った電化製品や工業製品などのプロダクトがたくさんありますが、ギャルソン登場以前のプロダクトはT型フォードのように、デザインというよりも量産効果の観点から黒を使ったものがほとんどです。しかし今、明らかにデザインとして黒が利用されているのは、ギャルソンが黒をデザインとして世界に認識させたこと、そして黒という色の価値観を高めたことがきっかけとなっていると感じたからです。
ちなみにそんなギャルソンの黒、僕も幾つか持っていますが、どれも他のブランドの黒とは一味違うと思います。他のブランドの黒は、どれも一口に黒と言う言葉でまとめられますが、ギャルソンの黒は他の黒とは同じ言葉の範疇に入らない独特のものがあります。またその黒の中でも、ギャルソンは製品によって様々な黒があるのも魅力の一つ。
クリスマスプレゼントとして、久しぶりに自分で買っちゃおうかな~。おしまい。
2008年12月17日水曜日
デザインと色
佐藤充能(リサーチャー)
皆さんは、デザインという言葉から最初に何をイメージしますか?
ほとんどの方は、最初に「形」と答えると思います。では「形」の次に、デザインという言葉からイメージするものは何でしょうか? 僕は、それは「色」だと思います。
例えば洋服やインテリアを購入した時の事を考えて下さい。皆さんも身に覚えがあると思いますが、「デザイン=形」は気に入っていても、「自分好みの色」が無くて、結局購入までは至らなかったという事がよくあると思います。これはおそらく、ほとんどの人は自分の好みであるかを始めに、「デザイン=形」で考え、その次に「色=デザイン」と捉えているからではないでしょうか?
では、僕達はいったい何を基準に「色」を判断しているのでしょうか? 僕はその基準は「心地良さ」だと考えています。例えばSTYLEBOOKにも登場しているような長年愛されるブランドには、「色」が特徴となっているブランドが多々あります。おそらく、僕達はその「色」から、ブランドの持つ歴史や伝統を安心や信頼というものに置き換えて受け取っているのではないでしょうか?
そんな観点から、STYLEBOOKでは、現在「色」という要素からデザインを特集する企画を進行させています。どんなカラー、どんなブランドが登場するか、またその時には登場しない色が特徴的なカラーやブランドを含めて、以降このブログで少しずつ公開していきます。お楽しみに。
2008年12月15日月曜日
大画面の迫力と魅力
石田年弘(ディレクター/生涯モッズで生きる)
撮影に先立ち、ホームシアターということばが生まれた頃から、ホームシアター作りを世に提唱してきた峰松さんを訪ね、大画面を体験させてもらった。
驚いた!絵の美しさと迫力は映画館と変わらない。
その上、どんな時間にどんな姿勢で見ようビールを飲みながらでも、誰からもとがめられることはない自分のための映画館。(奥さんのいない時には)
撮影に先立ち、ホームシアターということばが生まれた頃から、ホームシアター作りを世に提唱してきた峰松さんを訪ね、大画面を体験させてもらった。
驚いた!絵の美しさと迫力は映画館と変わらない。
その上、どんな時間にどんな姿勢で見ようビールを飲みながらでも、誰からもとがめられることはない自分のための映画館。(奥さんのいない時には)
さらにハイビジョン放送を大画面で楽しむ。スポーツ、紀行もの、F1グランプリ。今までとはまるで別もの。小さい画面では目ない物が見えてくる。映像の向こうの更なる感動が押し寄せてくる。
体感しなければわからない! そして、体感すれば欲しくなる! そんな物に久しぶりに出会った。
STYLEBOOK
「銀幕を我が家に 〜ホームシアター」
12月13日(土)よる12時放送
12月14日(日)よる11時30分再放送
STYLEBOOK
「銀幕を我が家に 〜ホームシアター」
12月13日(土)よる12時放送
12月14日(日)よる11時30分再放送
2008年11月29日土曜日
明川哲也SHOW 本日開幕!
篠原和也(構成作家)
今夜放送のスタイルブックは「パワー・オブ・クラシック」第3弾、〈70年代ミュージカル映画〉特集です。明川哲也さんの解説で3本の70年代ミュージカル映画を紹介します。


明川さんはパンクバンド「叫ぶ詩人の会」のドリアン助川として活動を経て、現在は「作家・道化師」として、小説の執筆やライブなどの活動をしています。
ちなみに最新刊は今月14日に発売された小説『星の降る町 〜六甲山の奇跡〜』(メディアファクトリー)です。
↓詳しくはこちらまで。
さて、今回、取り上げるのは『グリース』『ヘアー』『ウィズ』の3作品。
恥ずかしながら初めて観た『ウィズ』だけでなく、ひさしぶりに観た『グリース』と『ヘアー』にも新鮮な印象を受けました。名作映画は何度観ても色あせないものだ、まさにパワー・オブ・クラシック、とあらためて感じました。
STYLEBOOK
「パワー・オブ・クラシック 70年代ミュージカル映画」
11月29日(土)よる11時30分放送
11月30日(日)よる11時30分再放送

2008年11月20日木曜日
革製品全般オーダー Rというブランド

佐藤充能(リサーチャー)
STYLEBOOK では現在、レザー製品を作っている若手アーティストやデザイナー、職人さんを特集する企画が進行中。そこで先日、かつて僕が「スタッフのお気に入り」で紹介した〈革製品全般オーダー R〉をあらためて取材。デザイナー兼職人の木島慎哉さんに、モノ作りに対するこだわりなど色々とお話を伺ってきました。
ちなみに木島慎哉さんの手掛ける〈革製品全般オーダー R〉とは、靴、鞄、レザーウェア、革小物など、革を素材に使った製品全般をオーダー、またはセミオーダーで展開するブランド。以前はインターネットを中心に注文を受け付けていましたが、今年2008年の7月に工房兼アトリエをオープン。これからのさらなる活躍が期待されるレザーブランドです。
木島さんのモノ作りに対するこだわりは、「作れるモノは作る」、「無いものは作る」。
通常、自分のブランドや工房を立ち上げたばかりのアーティストや職人さんは、靴や鞄など、製品カテゴリーを限定して製作されている方が多いのですが、木島さんはこのこだわりから “革製品全般”を製作。自らのブランド設立以前に学んだ靴作りの技術をベースに、鞄やレザーウェア作りのノウハウを独学で身に付け、その作品とも言える革製品のバリエーションは年々拡大中。これからはインテリアなど、革を素材に使った立体的な作品を作ることも考えているそうです。
そんな木島さんも登場予定のレザー製品の若手デザイナーやアーティストの特集は、おそらく年末か年明け早々に放送予定。ご期待下さい。
革製品全般オーダー R
2008年11月19日水曜日
だから着物は新しい

洪 龍吉(ディレクター)
今回は特に、着物を文化として見直そうということをテーマに丸山先生に話していただくのですが、その中で、今や絶滅危惧商品と言ってもいい「男のきもの」に実は復活の可能性があるという話が出ました。
日本の男の服飾は、時代を問わず、機能美を追求してきたそうです。そしてデザイン性は内に秘めるというか、一見すると何の変哲もない部分に工夫を凝らすのが、粋とか通とか言うことになっていくわけです。裏勝りとか、江戸小紋の一見無地に見える細かい文様がその例です。
それが行き着いてしまって、現代は機能美を求める先がなくなっている。すると、未だかつてなかった、逆戻り現象が起こる可能性があって、華美で派手なデザインが男の服飾にも復活するのではないかとのこと。
パソコンの世界でいうと汎用性や使い勝手が良さそうということで、 Windows が圧勝するかに見えたが、Mac がなくならないどころか、盛り返し始めているのに似てるとおっしゃっています。つまり洋服という Window派が現代では当たり前になっているが、遊び心やデザイン性(着物がいかにデザイン性に優れていたかは番組内で紹介します)を求める人がいる限りは、着物というMac派はなくならないということです。何か非常に納得してしまいました。
STYLEBOOK 「男の着物は美しい」
放送:11月22日(土)よる11時30分
再放送:11月23日(日)よる11時30分
写真 洪 龍吉[STYLEBOOK]
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