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2008年11月7日金曜日

フライブルクの子供たち


岡トヲル(ディレクター/制作進行)

私がフライブルクに住んでいたのは10数年前の小学生の頃です。
フライブルク特集の編集をしていると、色々な思い出が頭をよぎります。今回のお話もその一つです。

フライブルクには大小様々な公園がたくさん見られます。休日にもなると色々な家族連れの格好の遊び場となっています。
中でも私のお気に入りだったのが、旧市街地からも近いシュタットガルテン(街の庭)という公園でした。

当時の私にとって、この公園は異次元の空間でした。遊び方のわからない遊具、広大な芝生、底の見えない池、大人同士がやっている巨大なチェス。

さらに背後が山に面しているため、山からロープウェイが出ています。これに乗って山まで行くと、フライブルクを一望できるポイントがあります。

私はよく学校帰りに友人達とアイスを食べながら、この公園で暗くなるまで遊びました。

ドイツでの子供の遊びはなんといってもサッカーです。
「僕も入れてよ」
知らない子供同士でも、そう言うと簡単に仲間に入れてくれます。木と木の間を即席ゴールにして、年齢も国籍も違う子供達が10数人でサッカーをよくやりました。中にはアフリカ系の移民の子供もいたのですが、彼らは力が強いため、彼らがシュートを打つたび、あまりのボールの早さにキーパーの男の子が泣き叫んでいました。

サッカーの休憩中、喉が渇いたのですが、誰もお金を持っていません。公園内をブラブラ歩いていたらバラ園に泉があります。
「この水飲めるんじゃない?」
そういって皆でゴクゴク飲んだ記憶があります。

この間訪れたシュタットガルテンは、当時とほとんど変わる事無く残っていました。ただ、公園内が少しせまく感じましたのは私が大きくなったからでしょうか。しかもバラ園にあったのは泉ではなくただの噴水でした…。今にして思えばよく飲んだなと思います。

STYLEBOOK ドイツ・フライブルク特集第三回
「人が主役の街 〜 環境首都フライブルクの街づくり」
11月8日(土)よる11時30分
11月9日(土)よる11時30分

写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK]

2008年11月5日水曜日

環境首都・フライブルクの街づくりを映像で



次廣 靖(プロデューサー)

インターネットの検索で「フライブルク」を探してみてください。

結果のいくつかは、この街へ留学した方たちの思い出(フライブルクにはハイデッガーが教えたことでも知られるフライブルク大学や有名な音楽大学もあり、日本からの留学生がたくさんいます)。またいくつかは、この街への旅行記やドイツ旅行案内が出てくるでしょう。

しかしその大部分は、フライブルクの環境対策についてのページのはずです。

環境首都という形容詞とともに語られるフライブルクには、お手本にしようと世界中から視察団が訪れます。また環境問題を考えている人たちの研究対象にもなっています。

そこでインターネット上でもフライブルクを研究したレポートをたくさん読むことができます。とても役に立つ資料です。

しかし残念ながら、そういうページはやはり文字やグラフや写真で作られています。路面電車が走る姿は見られません。カーシェアリングやパーク・アンド・ライドが具体的にどう行われているかもわかりづらい。環境を考えて作られたヴォーバン地区で遊ぶ子供たちの声は聞こえてきません。

ぜひ今週の「スタイルブック」をご覧下さい。ハイビジョンの映像で、世界から注目されるフライブルクの街づくりを紹介します。

STYLEBOOK ドイツ・フライブルク特集 第三回
「人が主役の街」
11月8日(土)よる11時30分放送

写真:佐藤タダシ[STYLEBOOK]



2008年10月23日木曜日

人が主役の街、フライブルク




渋谷康人(STYLEBOOKスーパーバイザー/モノジャーナリスト)


10月25日(土)から全3回で放送されるドイツ・フライブルク特集。

過去2回ほど、市の中心と郊外と、それぞれ1週間に渡って滞在したことがあるのですが、今思い返しても本当に気分の良い街でした。

その理由は「人が主役」の街作り。

ドイツは自動車大国ですが、自動車を市の中心から排除する街が増えています。ベンツやポルシェのお膝元、シュツットガルトもそう。

そして、このお手本になったのが、他ならぬフライブルク。
自動車を排除することで、街の中心の広場に人が集まり、人が主役になったんです。

ハイビジョン映像で、そのリアルな魅力をぜひ感じてください。

ドイツ・フライブルク特集の第一弾は
10月25日深夜0時15分放送(土曜の夜の12時15分です)。 

写真:渋谷康人(2003年撮影)